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ピチャン
ダルワザ 2
前回に続き、ピチャンの“ダルワザ”を巡ります。

色合いのあっさりした門
色鮮やかなもんが多い中あっさりとした色使いの門がありました。主人の好みなのかもしれませんね。

おばさんと門
知り合いのおばさんの門です。こちらも風景画の入った門です。

少女と門
これは家の中にあるそれぞれの部屋に入る門です。キューブ型の柄を並べた奥行きを表現する模様があります。
おや、道を歩いていると、

少年たちが葡萄の葉を運んできました。
葡萄の葉が多いと、葡萄の成長が悪くなるので間引きをするようです。このように間引いた葉は家に持ち帰られ家畜の餌になります。

兄弟と門
少年たちの家の前です。門は今は塗装中のようです。はじめに薄く色が塗られています。これから濃い色が上から塗られていくと思われます。

おばあちゃんたち
この家のおばあちゃん達。兄弟のあとから家に帰ってきました。孫をおんぶして、兄弟の落した葡萄の葉を拾って持ち帰ってるようです。
葡萄の産地であるトルファン地域のさりげない朝の風景に出会いました。
また、興味深い門を目にしました。

いろいろなモチーフをデザインした門ですが…、

スイカにナイフが刺さってます。コミカルな絵柄ですがまた表現が豪快です。
最後に、

少年と門
このとき私がダルワザの写真を撮っていると途中から私たちの動向をチェックしてきた少年です。怪しいと思われたのでしょうか?時間がたつにつれ、私たちを案内してくれ、いろいろ教えてくれましたが彼はずっと無愛想でした。
最後に「その門の前に立って、一枚撮ってあげよう。」というと急に笑顔になり、このときの笑顔はその時だけのものでした。
「じゃ、おまえら気をつけて帰れよ、」と言い残すと少年は去って行きました。旅のちょっとした思い出です。
このときピチャンでダルワザの写真を撮るためにあちこちを回りましたが、そこにいる人間模様を含め、ダルワザごとに一つの物語がありました。とても心に残る旅になりました。
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by alphalpha0118
| 2009-09-23 04:47
| ピチャン
ピチャン
ダルワザ 1
ダルワザ、ウイグル語で“門”という意味です。

トルファンの東部にはこのような色どられた門が軒並みにあります。この門は白いペンキを仕上げに施しているので少し淡い色合いです。

彩られているだけでなく、彫刻も施されています。
その上部には、

鮮やかな色合いの細工がされています。
模様だけではなく、

このように風景画が表現されていることも。
中でも私の気に入っている門は、

これです。
花、風景、果物、モスク、様々な絵が表現がされています。
特に面白いのが、

このモスク!
とてもかわいいデザインですね。この地方にはないナツメヤシがあります。アラビアをイメージしたのでしょうか?
もう一つ気に入っているものが

この門。

特にこの花。
この世に存在しなさそうな花です。幻想的ですね。
最後に、

小さな門です。小さな門なりに趣があります。勝手口かもしれません。こんな些細なところにまでかわいい門を備えるこのオアシスの町の表現力の豊かさには脱帽してしまいます。
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by alphalpha0118
| 2009-09-22 23:35
| ピチャン
ピチャン
ピチャンの町並み
ピチャンの街は砂漠に今にも飲まれそうな小さなオアシスの町です。

町の図書館
小さな町の図書館ですが風格があって面白いですね。

ウイグル医院
小さいながらも風格のある病院です。

路地裏の小さなモスク

トルファンの家屋
十字の穴がところどころに空けて模様にしているのがこのトルファン地域の家屋の特徴です。葡萄が特産のこの地域は、以前にも紹介した干しブドウを作るために葡萄を乾燥させるための風穴をレンガの積み方によってつくるのですが、この模様はその風穴から来ていると思われます、

夕日を背にするのモスク
夕陽を背にしたモスクを見つけました。あちら側がメッカの方向だということがわかります。
こんなものまでありました。

閉鎖された新聞の印刷所です。社会主義の国独特の建築です。
最後に、

深緑のモスク
裏通りにあったモスクですが、ずいぶん個性の強い、深緑色のモスクです。白く光っている部分は鏡が細工されています。光に反射してとても印象的です。このトルファン地域のモスクだけに見られる特別な細工です。
その入口はというと、

このようになっています。
柱の下側がみんな花柄の壺に入ったように表現されています。本当にシルクロードでもこの地方のモスクや家屋は独特な表現方法を見ることができます。
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by alphalpha0118
| 2009-09-22 23:00
| ピチャン
ピチャン
コムタグ砂漠
トルファン地区の東側にあるピチャンの町に隣接するコムタグ砂漠は有名な歌、“月の砂漠”のモデルとなった砂漠だそうです。
ピチャンのオアシスから眺めると、


このように緑の向こうに砂漠があります。
砂漠に入ると…、

砂が波の様にうねっています。

砂が風邪で波のような模様になっています。

ラクダの足跡でしょうか?
砂山に登ってみました。

あとから上ってくる友人の様子。

人間の足跡でしょうか?とても印象的に思えます。

オアシスに隣接する砂漠の様子。
ここの砂漠は本当に町から近い割にはきれいな砂の砂漠です。なかなかここまでオアシスに隣接した砂漠というのはシルクロードでもほかには見られないものです。
最後に、

これはトナカイでしょうか?砂漠のすぐそばにいました。こんな砂漠にいるものでしょうか?不思議ですね。
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by alphalpha0118
| 2009-09-22 01:52
| ピチャン
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