マフムード・カシュガリーの墓
カシュガル郊外
マフムード・カシュガリーの墓
マフムードカシュガリーの像
マフムード・カシュガリーはカシュガル出身で、バグダードに赴き、アラビア語・テュルク語辞典、『ディーワーン・ルガート・アッ=テュルク』を著した知識人として有名な人物です。カシュガル郊外のオパルと言うオアシスの集落で余生を過ごし亡くなったようです。
丘の斜面を登っていくと…、
装飾されたゲートのようなものがあります。
その先にある建物の中には、
マフムード・カシュガリーの肖像画がありました。
さらにその奥に、
棺を模したようなものがあります。
この場所にはノートがあり、たくさんの署名がありました。どうやら多くの人が彼のことを知っているようで、郊外の割には、以前紹介したユスフ・ハッス・ハージブのマザールより多くの人がやってきていました。
外に出てみると、
このように広々とした墓地になっています。雄大な風景です。
さて、そこから離れてみると…、
マフムード・カシュガリーのマザール
先ほどのマザールです。古くからあるようですが、このマザールは実際には最近まで誰のものか良くわかっていなかったらしいです。近年になってマフムード・カシュガリーのものではないかと言われたのだとか。まぁ、マザールはたくさんありますからね。
また横に目をやると…、
無名のマザール
これはまた誰かのマザールのようですね。誰とは書いてありませんでしたが。日本の田舎などでも昔の名のある領主の墓などが少し大きめなものとなって残っていたりするのでそういったものなのかもしれませんね。
マフムード・カシュガリーのマザールでは、その人物像を模索するだけでなく、その土地の風景や、中央アジアの郊外の墓場の雰囲気を楽しむことができました。
by alphalpha0118
| 2010-12-27 22:45
| カシュガルのマザール