シルクロードの思い出

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2009年 01月 25日 ( 5 )

シェンバザール バザールまでの道のり




                    ケリヤのシェンバザール 


                    バザールまでの道のり



  8月の初めの土曜日、待ちに待っていた日です。ホータンのケリヤでは毎週土曜日に大きなバザールが開かれます。その名もシェンバザール。“シェンベ”はウイグル語で土曜日、バザールは市場なので、略してシェンバザールです。私がケリヤに来た最大の目的はこのシェンバザールに行く事でした。この日は前の日からわくわくして翌日のために夜は日が暮れるとすぐ眠りにつきました。


  朝、私の友達のおばあちゃんの家のあるトグロガズではまず鶏が一番早くに鳴きます。でもこれは十分無視できる音量です。次にとても大きな音量で鳴くものがあります。それは驢馬。私は初めて驢馬の声を聞いたとき「何が起きたんだ!!」というくらいびっくりしました。否が応でも起きてしまう、そんなおかしな鳴き声なのです。

 そんなこんなで朝も薄暗いうちからいったんは起きてしまったものの、私はお客さんなので二度寝を決め込もうとしましたが、この日のバザールはずっとわくわくしていたためそんなことはできません。この日ばかりは珍しく朝早く起きて、みんなと一緒に家事を手伝いました。





 朝8時半ごろ、みんなで国道沿いまで歩きました。そこからは馬車でバザールまで向かいます。

 私と、私の友達とその親戚、計7人で馬車に乗り込み、馬車で2、30分かかるバザールが開かれる場所へ向かいます。はじめは「はやく着かないかなー、暇だなー。」なんて思ってたんですけど、そのうち道路にたくさんの馬車や驢馬車がすごい音をたてて走ってきて私たちの馬車を追い抜かんという勢いです!

 よく見れば多くの驢馬車の上にはたくさんの荷物が積まれています。家で作ったものをバザールに売りに行くようです。少しでも多くの客を獲得すべく、みな我先にとバザールへ向かいます。

  
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                  驢馬車でバザールへ向う老人

 馬車の後ろのほうに乗っていたので、そこから撮れた画像です。なかなか驢馬車を運転してる人を真正面から撮れないものですよね。この画像を人に見せると、よく「これどうやって撮ったの?」と言われます。



  馬車に揺られること30分ほど、ようやくシェンバザールへ到着しました。

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                   私たちが乗ってきた馬車

 このときは随分馬車にも乗りなれてきました。驢馬車よりずっと安定していていいですね。子供には驢馬車のほうがよく揺れて楽しいかもしれませんが。
    
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                    シェンバザールのゲート


 ゲートの上はウイグル語、中国語で書かれています。どうやら最近出来たバザール会場のようです。



  
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 みんなようやく着いたという顔をしていますね。この馬車は男性だけ疲れた顔をして馬車に残っています。もしかしたら「女性陣は先にバザールへお目当ての物を探しに行ってしまったのでは?」なんて思ったりしますね。みんな朝早く準備してきた様子がわかります。



 さぁ、今日は週に一度のバザールの日、思いっきり楽しみたいと思います♪
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by alphalpha0118 | 2009-01-25 22:48 | ケリヤ シェンバザール

ケリヤの家屋  その3



                      ケリヤ


                   ケリヤの家屋  その3


  今回は友達の親戚の家をたずねました。

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 このように泥でおおわれている塀の向こうには…、 

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 小さなドアですがとても鮮やかに絵が描かれています。こんなドアをさらに進むと…、





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                      ドアの枠
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                       暖炉
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                       窓辺
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                       全体

   少しくらいですが壁はスカイブルーで部屋中に可愛らしい模様や、草花が描かれています。家の中には外の土塀からは想像もつかないような華やかな世界が広がっていました。


  さらに…、

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  これで壁に絵を飾らなくてもいいですね♪ 


  シルクロードの中でもここまで鮮やかで華やかな壁画がある家はこのケリヤ地方だけかも知れません。他のいろんな地方の家を見てきましたがケリヤは特に印象に残っています。機会があればまたこんな鮮やかな壁画のあるお宅に訪れてみたいものです。

  
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by alphalpha0118 | 2009-01-25 02:03 | ケリヤ農村生活風景

トグロガズ国道沿い


                  

                          ケリヤ

                      トグロガズ国道沿い





  トグロガズは国道沿いに少し開けたところがあります。友達のおばあちゃんの家周辺はあまりにも田舎だったため何度かこの開けたところまで行ったものです。


 
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                      西瓜売りの青年

              暇なのでしょうか。お客はあまり来ないようです。

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                      ランポン売りの青年

  ランポン、日本で言うとところてんみたいなものでしょうか。夏によく食べられる、ちゅるちゅるして喉越しのいい、夏にぴったりの食べ物です。

 


 
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                        ケリヤの婦人たち

  ケリヤだけに伝わるキチク・タルペッキを被った夫人が歩いてきました。わきに上着や荷物を抱え、お出かけからの帰りのようです。 





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                     トラックに乗る驢馬たち

  ドナドナ状態の驢馬たちです。まぁ、イスラム教徒は豚同様ロバは口にしてはいけないので食用ではないのですが。それにしても驢馬たちは狭そうですね。


  このような感じで、友達のおばあちゃんの家からぶらぶら出てきては、カワプ(羊の串焼き)を食べたり、お店を覗いたりしてました。今思えばもったいないほど充実した時間だったのかも知れませんね。
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by alphalpha0118 | 2009-01-25 01:29 | ケリヤ

ケリヤの家屋  その2


 
  
                        ケリヤ


                   ケリヤの家屋  その2



  知り合いが家に招待してくれたので行ってみることにしました。


  

 その家のお母さんがご飯の用意をしています。

 
   
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        お母さんが肉を切っています、 


  
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       よく見ると変ったまな板(?)です。なるほど便利そうですね。



  聞くとこのお家は最近新しく建ったようで、天井からも新しい木の香りがしました。古い家だとあまり気がつかないのですが新しい家だと、ほら、

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   綺麗な彫刻が施してあることに気がつきます。新しい家なので木材がまだ白く、細工がよく見えます。



 実際シルクロードでは木工彫刻がとても盛んです。その様子なども後々紹介していくつもりです。

 
 新しい家というのはどこでもいいものですね。壁も、天井の木材も白く、壁に掛けてある布もきれいで、気が弾みます。

 
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                     新しい家と友達




 私もたくさんのウイグル人の家に訪れましたが、真新しい家に行ったのはこのときだけでした。またいろいろなご家庭をお邪魔できたらと思っています。



 

  
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by alphalpha0118 | 2009-01-25 01:04 | ケリヤ農村生活風景

ケリヤに伝わる帽子






                            ケリヤ

                        ケリヤに伝わる帽子




  ケリヤにはほかの地域では見られない3つの帽子があります。


  まず男性用、


  
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 シャパクドッパーといい、シャパクとは半分に切った西瓜という意味で、ちょうどそのような形をしています。ドッパーはウイグルの伝統的な帽子を言います。

 
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                    シャパクドッパーを売る婦人  

   シャパクドッパーはチャイナドレスに使われるような花柄のサテン生地が使われます。シルクロードでは花柄のサテン生地はよく敷布団の裏側に使われたりします。





 もう一つも男性用、

 
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   タルペッキと呼ばれるこの地方独特の帽子です。長ぼそいコックさんが被るのような感じの帽子で、 黒い羊の毛でできています。

 

  最後に女性用、

  
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 このケリヤだけに伝わるの既婚女性が着るガウンに合わせて、画像で女性が頭に乗せているのが先ほどの男性の帽子、タルペッキに対してキチク・タルペッキ。キチクはウイグル語で「小さい」という意味で、この帽子は世界で一番小さい帽子だそうです。

 
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            バザールで売られていたキチク・タルペッキ

 友達が縫ってるふりをしています。手のひらに載るほどの小さな小さな帽子です。

 


  このようにケリヤ地域ではシルクロードのほかの地域にはない服飾文化があります。

  逆に言うとシルクロードではもともと文化の違う小さなオアシス国家がたくさんあったのですが、交通が便利になると、伝統色が薄れてきたのかもしれません。ケリヤが属するタクラマカン砂漠の南側のホータン地区にはまだ鉄道が敷かれていないというのも、彼らの独特な文化を残す特徴となったのだと思います。いつまでも残ってほしいと思いますがどれも時代の流れなのでしょうね。
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by alphalpha0118 | 2009-01-25 00:41 | ケリヤ

女の子の目から見たシルクロード


by alphalpha0118
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