シルクロードの思い出

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クルバン祭





                        トルファン


                        クルバン祭




 クルバン祭、日本語に訳すと犠牲祭でイスラム暦の新年にあたります。もともとは中東地域の風習のようですが、イスラムの伝播によってこのシルクロードで広く行われるようになり、現在では最も大きなイベントになっています。普段私たちとの使う太陽暦とはずれるので、毎年違う時期に行います。


 ウルムチの冬は寒いですがこの時期だけは通りは賑やかになり、活気づきます。

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                      山積みされたサンザ

  “サンザ”とは油で揚げた小麦粉の生地に砂糖を振りかけた甘いお菓子で、見た目にボリューム感があり、食卓の真ん中に置くとお祭り気分を醸し出してくれる、おそらくこのシルクロードの人々にとってのケーキのような存在です。

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                  ちゃぶ台の上に置かれたサンザ




そうそう、こんな光景も見かけました

  
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                        「サツだ!!」

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                       「ずらかれー!!」


  どうやら警察が来たようです。多くの人が許可を得て屋台の仕事をしてるわけじゃないようですね。


  こんな光景もクルバン祭ならではの風景です。




  

  さて、ある冬、ウルムチからバスで2時間ほどのトルファンのまちに友達が帰郷するので連れて行ってもらいました。



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          さぁ、これがクルバン祭のメインディッシュです!




  クルバン祭では各家庭、豪華に羊を1匹平らげます。

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  このように村の専門の人がまわって来て、羊をできるだけ苦しめず首元の動脈を切り出血させて、殺します。



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  このように羊の皮を部分的に裂き、そこから息を吹きいれ皮をふくらませ、皮が切りやすいようにします。この画像での動作は羊の皮が十分に膨らんでいるか確かめるために外から羊を叩いている様子です。



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  次にこのように肉を高い所から吊るします。そして内臓を出していくのですが、このとき羊を吊るすときに男性二人がかりで重そうに持ち上げていました。どうやらこの内臓が水分も含んでいる分重いようです。



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  このときにできた皮、毛、すべては利用することができます。内臓も豊富なビタミン源として、腸は腸詰にして調理でき、無駄は一切ありません。犠牲祭はこのように1匹の羊を無駄なく使うことで犠牲になってくれた羊に感謝をするための行事のようです。





  
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                    クルバン祭の御馳走         


  ここに準備されているのがシルクロードのクルバン祭の御馳走です。サンザをメインに置き、ドライフルーツや飴、クッキーなどの甘いお菓子を並べ、お客さんが来ればさっきの羊を調理して出します。




  各家庭で御馳走を用意して、親戚や友達が来れば御馳走を振る舞う、お正月は世界のどこでも同じようなことをするようですね。単な説明になりましたが、これがシルクロードのお正月の模様です。

 もし皆さんがシルクロードにクルバン祭の時期に行ったら知り合った気のいい人々が御馳走をしてくれるかも知れません。シルクロードに住む人は皆、ホスピタリティ精神にあふれた接待好きの人々ですから♪
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by alphalpha0118 | 2009-02-04 08:10 | クルバン祭(犠牲祭)

女の子の目から見たシルクロード


by alphalpha0118
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