ヘナを塗る
ホータン生活風景
ヘナを塗る
ヘナ、シルクロードの女性が髪や爪を染めるのにヘナという染料でを使います。ヘナは植物由来の染料で、エジプトなどの中東地域が起源で、この中央アジア地域でも女性に愛用されています。
私もホータンの友達の家で友達のお母さんに縫ってもらいました!
ヘナの植物は粉にされて商店などに売っており、水に溶かして、泥の状態にしてから…、
このように指にのせていきます。のせたヘナはビニールを被せほかの場所に色が映らないようにします。
5本の爪にすべてのせ終えたら、爪の周りの被せたビニールをしたまま一晩寝ます。次の朝には固まった泥を水で流すと、爪がきれいに赤瑪瑙色に染まっています。
赤く染まった私の爪
染め上がったばかりの時はヘナは爪からはみ出して指の皮膚の部分まで染めてしまいますが。皮膚の部分の染料は1週間ほどですぐに消えてしまいます。
しばらくすると皮膚の部分のヘナは消え、爪の部分だけに残ります
おもしろいことにこのヘナはマニキュアのように爪にのせているのではなく、爪自体を染めているので、爪が伸びてくると、新たに生えてきている部分は染まってないため、爪本来の色になります。そのため爪が延びれば延びるほどヘナは爪の先のほうに残る感じになります。自分の爪がヘナをしてからどれだけ伸びたかが分かるので面白いです。
またこのヘナには体を温める効果があるようで、女性は冷え症が多いため、女性がヘナを愛用するその理由としてはおしゃれとしてだけではなく、医療目的もあるようです。
今回はシルクロードの女性が愛用するヘナについてレポートしました。
by alphalpha0118
| 2009-01-28 08:53
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