シルクロードの思い出

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ドッパー造り



                        ホータン


                        ドッパー造り



 新疆ウイグル自治区ではウイグル族の多い地域いたるところでこのような民族の帽子屋を見ることができます。


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 これらの帽子は“ドッパー”と呼ばれ、いまではその多くはカシュガル地区で作られているようです。私はこのドッパーがどのようにして作られているのかぜひ見学してみたいと思い、見学させてもらえるところを探しました。





 ある夏の夕暮れにホータンのドッパー造りの作業場に訪れることができました。


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  聞いてみると、ふだん街中で見かけるドッパーはひとつ機械折りで30元前後(500円くらい?)なのに対し、オーダーメイドで作るものはひとつ250元(4000円いかないくらい)もするようです。


 まずは帽子の表面に来る生地を上下縫い合わせ、空洞を作り、新聞紙で丸めた筒を入れて帽子を固くしますいきます。高級なものは新聞紙ではなく上等なホータンカガズ(カガズは紙という意味)という日本で言うような和紙のようなものを入れるようです。


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ドッパーの布地

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                   ホータン紙



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  帽子の生地となる表面の刺繍は主に女性による作業です。とても繊細な柄で、一つのドッパーを作るのに15日かかるとか。とても緻密な作業です。





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 ドッパーにはたくさん種類があります。

 手前の白い地に色とりどりの刺繍が華やかなものは若い女性が被るギュル(花)ドッパー。

 左側の黒いなかに白い柄のあるものは若い男性が被るトゥマン(斧)ドッパー、中央から右側にかけてある緑色の唐草模様は中年以降の男性が被るチマン(草)ドッパーです。

 奥にあるベルベッドの生地にビーズが施してあるものは中年以降の婦人が被るマージャン(ビーズ)ドッパーになります。



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                   真上から見たドッパー



  このドッパーを被り、オアシスの緑の中を老若男女行きかう様子はとても色鮮やかです。私が初めてホータンの地を砂漠航路を越えて訪れたとき、その様子にとても癒されました。ドッパーは私のシルクロードの思い出のなかで一番のシンボルのような存在です。




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     この製作所には小さな猫がいました。彼もこの製作所の一員のようです♪
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by alphalpha0118 | 2009-01-21 01:02 | ホータン手工業

女の子の目から見たシルクロード


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